とある満月の夜…。
あるバルコニーで人影が1つ、動いていた。
その人影は、トロワ“ジュリエット“姫(推定16)のものであった。
トロワ姫は月明かりの下、日記を書いていた。
日記の内容は… トロワ姫にしか分からない。
(ご自由に想像して下さいね。 ゆー:うふっっ☆ きみ:(T_T)。)
その頃、五飛王子(16)は、散歩用の三輪車にまたがり、夜の闇に消えていった。
…五飛王子を見た者は、誰もいなかった。
数時間後、五飛王子は知らない間にある城の近くまで来ていた。
一方トロワ姫は、たまにうっとりと月を見上げながらまだ日記を書いていた。
刻々と時間が過ぎ、2人の距離は縮まっていた。
五飛王子に甘い香りが届いた。
ふと見上げるとバルコニーが見え、その中ではかすみ草が咲き乱れていた。
五飛王子はかすみ草欲しさにバルコニーによじ登った。
ゴツン!!
物音に気づいたトロワ姫は日記から目を離し、顔を上げた。
「…五飛?」
「…トロワ?ここはお前の家だったのか? …ではかすみ草をもらっていくぞ」
かすみ草を取ろうとした五飛は、そばに落ちていた日記に気づき、拾い上げた。
「おい、ちょっと待て。勝手に読まないでくれ。…ついでに言うと不法侵入だ。
誰か来るかもしれない」
五飛王子は日記を置いてかすみ草を持ち、ついでにトロワ姫もかかえて飛び降りた。
2人は闇の中へ消えていった。
翌日、両家はパニックに陥った。
ちいさな村のはずれ、かすみ草が咲き乱れる小屋で、2人はひっそりと暮らしている
ことだろう。
五飛王子の三輪車は置き去りにされた。
彼の視力は3.0であった。
*** END ***
■ 投稿者の方からのメッセージ ■
ゆー:こんにちは。2回目です。
ますます変になりました。きっと次も書くので宜しくお願いします。
ごめんなさい。
きみ:どうしてもギャグっぽくなってしまう私達。
シリアスにいきたいなあ。…っていうかトロワ、一体何時間日記書いてるの。
ゆきみ:またまたかすみ草好きの五ちゃんでした。
三輪車はブランド物(??)です。
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