トロワ姫と愉快な仲間たち   《 投稿作品 vol.22 》
 
作品名 : トロワ"ジュリエット"姫と"ロミオ"王子様
   王子様 : デュオ 投稿者 : シャルル・リーゼ さん



入浴後、イヴニングドレスを着たトロワはバルコニーで考え事をしていた。
「自由になれないのは家名のせいだ、
 いっそ捨ててしまえば自由になれるのだが…。」
トロワのまだ濡れている髪が月光に輝く。
溜息をついたその瞬間、黒い影が現れた。
「お嬢さん、ここから逃げたいのかい?」
「デュオ?どうやってここに…。」
「オレは侵入が得意なんでね、ここの番兵なんて目じゃないぜ。」
身軽にバルコニーへと飛び移ってくるデュオ。
「でも追手が……。」
めずらしく真剣なデュオの目に、トロワは口をつむぐ。
デュオは何も言わず、そっとトロワの手に触れる。
手の温もりが二人の心を通わせる。

その時!!不意にドアが開いた。
メイド(キャスリン)が現れたのだ。
状況に気づいたキャスリンの悲鳴にキャピュレット家は困惑し、パニック状態に陥った。
デュオは混乱に乗じてトロワを抱きかかえ、漆黒の闇へと消え去った。


*** END ***


■ 投稿者の方からのメッセージ ■


初めて書いたもので、場面設定めちゃくちゃです。
表現が甘い気がしますし。
ははは…まだまだですね、出直してきます。



■ from 管理人 ■

お話の冒頭から 『 入浴した直後で、しかもイヴニングドレスを着ているトロワ 』 ということで、その姿を想像してしまった私は、ちょっと危ない人になってしまうところでした(笑)。きっと、とても麗しい姿なことでしょうね(*^-^*)

そして、夜陰に紛れてキャピュレット家のトロワの部屋にまでやって来たデュオ。相手に気付かれない様に忍び込むのは、デュオの得意技ですものね(^-^)。トロワに向けて発せられた第一声も、とてもデュオらしいと思いました。

また、自身の真剣な眼差しと手のぬくもりでデュオがトロワに想いを伝えるという展開も、素敵だと思います(*^-^*)


前の作品投稿作品 目次次の作品
[ 前の作品 ][ 投稿作品 目次 ]に戻る[ 次の作品 ]



BackHome
[ コーナーTop ]に戻る[ Home ]に戻る