ヒイロ王子が遠乗りで森へ行くと、ガラスの棺に眠っている美しいトロワ姫を見つけました。近づいて調べてみると心臓は動いていませんでしたが、体は温かく今にも目を覚ましそうです。
「棺に入れて、こんな所に置いているのだから、俺がもらっても文句はいわれまい。」
トロワ姫に一目惚れしたヒイロ王子は、自分の都合の良いように解釈すると、さっさと抱き上げ、城につれて帰りました。そして、解毒剤をつくり口移しでトロワ姫に飲ませました。
目を覚ました時、一番はじめに見たヒイロ王子の青い瞳を見て、森にあったお気に入りの泉のようだとトロワ姫は思いました。
お互いに一目惚れした2人は、ヒイロ王子のお城で末永く、仲良く暮らしました。めでたし。めでたし。
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